合唱団定期演奏会
学習院輔仁会音楽部合唱団定期演奏会は学習院輔仁会音楽部(以下、音楽部)の4つの合唱団が共催する演奏会である。
概要
音楽部には混声合唱団、女子大女声合唱団、大学女声合唱団、大学男声合唱団の4つの合唱団が存在する。4団が共催する演奏会であり、同部内でのジョイントコンサートである。
歴史
戦後、音楽部に合唱団が創設された。新制大学として学習院大学が設置された昭和20年代半ばに合唱団員は増加の一途を辿り、管弦楽の演奏団体であった音楽部は楽団員と合唱団員の人数が逆転した。合唱団は徐々に活動の幅を拡げ、混声、短大女声、男声、そして大学女声と4つの合唱団が部内に誕生した。やがて各合唱団は甲南大学交歓演奏会東京コールユニオン、四大学女声合唱連盟(四女連)等のジョイントコンサート、短大女声合唱団の単独演奏会などを行うようになったが、合唱4ブロックでの演奏機会はなかった。そのため、合唱団が一堂に会して演奏する機会を持つために1974年(昭和49年)に合唱団定期演奏会が始まった。
この演奏会は音楽部の定期演奏会や各合唱団の単独・ジョイントコンサートとは無関係に毎年行われていた。しかし、2007年(平成19年)・2008年(平成20年)の2年間は合唱団定期演奏会を開催しなかった。平成10年代中期の音楽部では混声合唱団のみ、あるいは単声の合唱団のみに所属することが許されており、混声だけ活動し、女声合唱、男声合唱は不参加という部員が少なくなかった。単声の各合唱団が衰退することを懸念し、2007年(平成19年)・2008年(平成20年)は一年の前期(12月~7月)までは単声の合唱団活動を軸に、後半(8月~11月頃)は混声合唱を軸に活動することとした。また、それに伴い一度は廃止されていた合唱団の兼団原則(単声合唱団と混声合唱団の両方に所属すること)を復活した。 その後2009年(平成21年)から数年間は単声各団の単独定期演奏会と合唱団定期演奏会を隔年で開催していたが、2013年(平成25年)以降は団員減少の影響からか合唱団定期演奏会のみを行っている。